消えそうな熱い想いで書く

日々感じたことや考えてることを書いていきます! リフレッシュのためのブログですが、よかったら楽しんでください♪ コメントなどもらえるとうれしいです!仲良くしてくださいね^^

幸せの順番①(短編小説)

「もうこれで終わりにしよう...」

僕は一粒の薬を口に含み、飲み込んだ。

つらい人生が途方もないことに

なぜこんなにつらい目に合わないといけないのかわからないことに

もう何もかも捨てたいと願ったのだ。

 

意識が朦朧とするなかで、ある声が聞こえた。

 

「死ぬたびにお前の望みを一つかなえてやろう。」

 

 

「望みか…ゆっくり休みたかったな…仕事も全部やめて、だれからも何も言われずに休みたかった。」

 

目を覚ますとそこは部屋のベッドの上だった。

 

「寝てたのか…?変な夢見たな」

ふと時計をみると12時を過ぎていた。

「会社に遅刻か...でももう死ぬんだから関係ないな、薬を飲まなきゃ」

ある一通のメールに気付いた。勤めていた会社が倒産したらしい…

 

「そっか...会社に行かなくてもいいのか…」

すこしだけほっとした…

 

それから三か月、僕はお金がなくなるまで家に引きこもった。

不思議なことに誰も僕に連絡はしてこなかった。

まるで自分以外誰も存在しないかのように...

 

誰とか変わらない生活は以前より楽だったが、とてもさみしいものだった。

お金がなくなる不安と誰とも関わらない生活は生きてるとは到底言えないものだった。

 

「死のう…」

僕は再び薬を口に入れた。